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防水工事の必要性とは?雨漏りから建物を守るために知っておくべき基礎知識

住宅やマンション、ビルなど、あらゆる建物に欠かせないのが「防水工事」です。
防水工事はその名の通り、雨水の侵入を防ぎ、建物を長持ちさせるための工事です。

屋根やバルコニー、ベランダ、外壁、屋上などは常に雨風や紫外線にさらされています。適切に防水処理をしていなければ、雨水が内部へ浸入し、雨漏り・カビ・構造材の腐食といった深刻な被害につながります。

本記事では、防水工事の役割・必要性・種類・施工のタイミング・費用相場・放置リスク・よくある質問までを詳しく解説します。



防水工事の役割とは?

1. 雨漏りを防ぐ

防水工事の最大の役割は、雨水の侵入を防ぐことです。屋上やバルコニー、外壁のひび割れなどから水が入ると、建物内部に被害を与えます。防水工事はその「水の通り道」を遮断し、建物を守る役割を果たします。

2. 建物の寿命を延ばす

防水層が劣化して水が侵入すると、鉄骨部分は錆び、木材は腐食してしまいます。定期的な防水工事を行うことで、構造体を長期間健全な状態に保つことができます。

3. 快適な住環境を守る

雨漏りや結露は、カビやダニの原因となり、住む人の健康にも悪影響を及ぼします。防水工事は住環境を清潔で快適に保つためにも必要です。



防水工事を怠るとどうなる?

1. 雨漏りの発生

屋根や屋上、バルコニーから水が侵入し、天井や壁にシミが出たり、クロスが剥がれたりします。放置すると居住空間にまで影響が広がります。

2. 構造材の劣化

木造住宅では木材の腐食、鉄骨造では錆が進行し、耐久性が低下します。最悪の場合、建物の安全性に関わる問題に発展します。

3. カビ・シロアリ被害

湿気がこもるとカビや藻が発生し、健康被害のリスクも。さらにシロアリを呼び寄せ、被害が拡大することもあります。

4. 修繕費が高額に

小規模な防水工事であれば数十万円で済むところが、放置すると大規模な改修工事が必要になり、数百万円規模の費用がかかる場合もあります。



防水工事が必要な場所
•屋上(陸屋根)
•バルコニーやベランダ
•外壁(ひび割れ部分やシーリング)
・浴室や水回り
•庇(ひさし)や玄関周り

特に「平らな屋根(陸屋根)」や「日当たり・雨当たりの強いバルコニー」は劣化が早く、防水工事が欠かせません。



防水工事の種類と特徴

1. ウレタン防水
•液状のウレタン樹脂を塗り、膜を作る工法
•施工しやすくコストも比較的安い
•耐用年数:10〜12年

2. シート防水(塩ビ・ゴムシート)
•シートを貼り付けて防水層を作る工法
•耐久性が高く、広い屋上などに適している
•耐用年数:12〜15年

3. FRP防水
•ガラス繊維を使用したプラスチック素材で施工
•強度が高く、バルコニーなどに多く使われる
•耐用年数:10〜12年

4. アスファルト防水
•熱で溶かしたアスファルトを重ねて施工
•防水性が高く、ビルやマンションに多い
•耐用年数:15〜20年



防水工事の適切なタイミング

防水工事の目安は 10〜15年に一度 と言われています。
ただし以下のような症状が見られる場合は、早めの対応が必要です。
•防水層のひび割れ
•表面の膨れや剥がれ
•雨漏りの発生
•雨が降った後に水たまりができやすい

これらは防水機能が低下しているサインです。



防水工事の費用相場

建物の種類や工法によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。
•ウレタン防水:4,000〜7,000円/㎡
•シート防水:4,500〜8,000円/㎡
•FRP防水:6,000〜9,000円/㎡
•アスファルト防水:6,000〜10,000円/㎡

例えば30㎡のバルコニーをウレタン防水する場合、約15万〜20万円程度が相場です。



防水工事のメリット
1. 雨漏りを防ぎ、建物を長持ちさせる
2. カビやシロアリの被害を防ぐ
3. 将来的な修繕費を大幅に削減できる
4. 屋上を活用できる(屋上庭園や太陽光発電設置など)
5. 建物の資産価値を維持できる



防水工事業者の選び方
•防水工事の実績が豊富かどうか
•施工方法や塗料について丁寧に説明してくれるか
•複数社で見積もりを比較する
•保証内容やアフターフォローを確認する
•国家資格「防水施工技能士」などの有資格者が在籍しているか

安さだけで業者を選ぶと、すぐに防水層が劣化するリスクがあります。



よくある質問(FAQ)

Q1:防水工事は必ず10年ごとにやらないといけない?
→ 目安は10年ですが、環境や施工方法によって前後します。定期的な点検が大切です。

Q2:防水工事中は住めない?
→ 工事中も通常通り生活できます。騒音や臭いが一時的に発生する場合がありますが、長期的に住めなくなることはありません。

Q3:外壁塗装と一緒にやった方がいい?
→ 足場を組む費用を考えると、外壁塗装と同時に防水工事を行う方が効率的でコストを抑えられます。



まとめ:防水工事は建物を守るための必須メンテナンス

防水工事は「見た目のための工事」ではなく、建物を雨や湿気から守るために不可欠な工事です。
放置すれば雨漏りや構造材の劣化を招き、修繕費が数倍に膨れ上がる恐れがあります。
•防水工事は10〜15年が目安
•劣化サインを見逃さない
•信頼できる業者に依頼することが重要

大切な住まいを長持ちさせるためにも、防水工事を計画的に検討しましょう。
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