外壁塗装の工事の流れを完全解説|足場・近隣挨拶・養生から完工まで和歌山の職人が教えます
「外壁塗装をそろそろ考えているけど、工事ってどんな感じで進むの?」
「工事中、家の中はどうなるの?生活に支障はある?」
「近所への挨拶って、業者がやってくれるの?自分でもするべき?」
外壁・屋根塗装を検討している方から、こういったご質問をよくいただきます。費用や塗料の知識は調べやすいですが、「工事の流れ」についての情報は意外と少ないですよね。
この記事では、和歌山市で地域密着の塗装職人として長年施工に携わってきた春光ペイントが、契約後から完工・アフターまでの全工程を、現場のリアルを交えながら徹底解説します。
素人の方はもちろん、「自分でDIYしてみたい」「業者の仕事ぶりを見極めたい」というプロ目線の方にも役立つ内容にしていますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
1. 外壁塗装の工事期間はどのくらいかかる?
2. 工事前の準備:近隣挨拶はなぜ重要か
3. 【工程①】足場の組み立て
4. 【工程②】高圧洗浄
5. 【工程③】養生(ようじょう)
6. 【工程④】下地処理・補修
7. 【工程⑤】下塗り(プライマー)
8. 【工程⑥】中塗り
9. 【工程⑦】上塗り
10. 【工程⑧】屋根塗装の工程
11. 【工程⑨】付帯部塗装(雨樋・破風・軒天など)
12. 【工程⑩】養生の撤去・清掃・完工検査
13. 工事中の生活への影響と注意点
14. 足場があるときの防犯対策
15. アフターフォローの重要性
16. まとめ:工事の流れを理解すれば、業者選びの目も変わる
1. 外壁塗装の工事期間はどのくらいかかる?
外壁塗装・屋根塗装の工事期間は、一般的な2階建て住宅で7日〜14日程度が目安です。ただし、建物の大きさや劣化の度合い、天候によって大きく変わります。
工期に影響するのは以下の要因です。
▼工期が延びる主な原因
•雨天・強風による中断(特に和歌山は台風シーズンに注意)
•外壁のひび割れや腐食が多く、補修に時間がかかる場合
•屋根と外壁を同時施工する場合
•付帯部(雨樋・軒天・破風板など)の劣化が激しい場合
「早く終わらせたい」という気持ちは当然ですが、無理に工期を短縮しようとする業者には注意が必要です。適切な乾燥時間を確保しないと、塗膜が剥がれやすくなったり、耐久性が大きく落ちたりします。
2. 工事前の準備:近隣挨拶はなぜ重要か
塗装工事が始まる前に必ず行うべきこと、それが近隣への挨拶です。
工事中は足場の組み立て・解体で大きな音が出ます。高圧洗浄では水しぶきが飛ぶこともありますし、塗料のにおいが隣家まで届くことも。ご近所の方に事前に説明しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
挨拶の範囲の目安:両隣・向かい・斜め前後の計6〜8軒で挨拶の内容としては、以下を伝えるのが基本です。
•工事の開始・終了予定日
•工事の内容(外壁塗装・屋根塗装など)
•施工業者の連絡先
•洗濯物を外に干せない期間の目安
春光ペイントでは、近隣挨拶を行うことを標準としています。 ご自身での挨拶が難しい場合もお気軽にご相談ください。信頼できる業者かどうかを見極めるポイントのひとつに、「近隣挨拶を丁寧に行うか」があります。
3. 【工程①】足場の組み立て
工事初日は、まず足場(あしば)の組み立てから始まります。
足場とは、職人が安全に作業するために建物の外周に設置する仮設の構造物です。2階以上の高所作業では必須であり、仮設足場なしに高品質な施工はできません。
足場の種類
•くさび緊結式足場(ビケ足場):住宅塗装で最もよく使われる。組み立てが比較的静か
•単管足場:細い鋼管をクランプで固定するタイプ。変形した建物にも対応しやすい
足場設置の所要時間:一般的な2階建て住宅で半日〜1日で組み立て時はトンカン音や金属音が発生するため、周辺への音の配慮が必要です。早朝からの工事開始はトラブルのもとになりますので、良識ある業者は8時〜9時以降に開始します。
また、足場には**飛散防止ネット(メッシュシート)**を張ります。これは塗料の飛散や工具の落下を防ぐための重要な安全措置です。ネットを張らない業者は論外ですが、劣化したネットを使い回している業者も要注意です。
プロの目線:足場の品質が仕上がりに直結する
足場が不安定だと、職人が安全に体重を預けられず、細かい作業が雑になります。「足場代を節約する」という業者の提案には慎重になってください。適正な足場を設置することが、結果として塗装品質を守ることに繋がります。
4. 【工程②】高圧洗浄
足場が完成したら、次は高圧洗浄です。
外壁や屋根に付着したコケ・カビ・汚れ・旧塗膜の劣化した部分を、高圧の水流で洗い流します。この工程を丁寧に行うかどうかで、塗料の密着性が大きく変わります。
高圧洗浄のポイント
•水圧の目安:外壁は50〜100bar、屋根は80〜150bar程度
•コケ・藻が多い箇所はバイオ洗浄剤を使用すると効果的
•洗浄後は十分な乾燥時間(最低1日、理想は2日以上)が必要
洗浄が不十分なまま塗装すると、汚れや油分が塗膜の下に残り、早期剥離の原因になります。実は、外壁塗装のトラブルの多くは「下地処理の手抜き」が原因です。
チェックポイント:洗浄後に外壁が乾いているか確認する
高圧洗浄の当日と翌日は水が大量に使用されます。洗濯物は室内干しにしていただくようお願いします。
5. 【工程③】養生(ようじょう)
高圧洗浄・乾燥が済んだら、**養生(ようじょう)**を行います。
養生とは、塗料が不要な箇所についてしまわないよう、マスキングテープやビニールシートで覆う作業のことです。
養生が必要な主な場所
•窓ガラス・サッシ
•玄関ドア・窓枠
•室外機(エアコン)
•給湯器・電気メーター
•植木・植栽
•道路・隣家との境界部分
養生は地味な作業に見えますが、仕上がりの美しさを大きく左右する重要工程です。養生のラインが雑だと、塗り分けの境目がガタガタになります。
養生中の生活への影響
養生期間中は、以下の点にご注意ください。
•窓の開閉に制限が出る場合がある(換気は開けられる窓から)
•エアコンが使いにくい時間帯がある(室外機の養生時)
•玄関回りの作業日は出入りに一時的な制限が生じることがある
事前に担当職人と「いつどこを養生するか」のスケジュールを共有しておくと、生活への影響を最小限にできます。春光ペイントでは、施主様の生活リズムに合わせた作業スケジュールの調整も行っています。
6. 【工程④】下地処理・補修
塗装の前に欠かせないのが下地処理・補修です。外壁の劣化具合によっては、この工程に最も時間がかかる場合もあります。
主な下地処理の種類
ヘアークラック(0.3mm未満のヒビ)は下塗り材のフィラーで埋めます。
構造クラック(0.3mm以上のヒビ)はシーリング材または樹脂モルタルで補修します。
旧塗膜の膨れ、剥がれはケレンで除去します。
鉄部のサビはケレンでサビを落とし、さび止め材を塗布します。
目地シーリングの劣化は既存のシーリングを撤去し、打ち替えます。
特に重要なのがシーリング(コーキング)の打ち替えです。
サイディングボードやALC外壁の目地部分には、防水・緩衝材としてシーリングが打たれています。このシーリングが硬化・痩せ・ひび割れしていると、そこから雨水が浸入し、雨漏りや外壁内部の腐食につながります。
シーリング補修には「増し打ち(上から重ね打ち)」と「打ち替え(既存を撤去して新しく打つ)」の2種類があります。耐久性の観点からは、打ち替えの方が圧倒的に長持ちします。 コスト削減のために増し打ちを提案する業者もいますが、長い目で見ると打ち替えが得策です。
7. 【工程⑤】下塗り(プライマー・シーラー)
下地処理が完了したら、いよいよ塗装工程に入ります。塗装は基本的に**3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)**が標準です。
下塗りの役割
•外壁素材と上塗り塗料の「接着剤」
•外壁の吸い込みを均一にする
•上塗り塗料の発色を安定させる
下塗り材は外壁の素材や状態によって選びます。
一般的な外壁はシーラー(浸透型)
劣化、チョーキングが激しい場合はフィラー(充填型)
旧塗膜の密着が弱い場合はプライマー(密着型)
「2回塗り」を提案する業者には要注意です。 下塗りを省略することで工期・コストを削減しようとするケースがあります。下塗りなしで中塗り・上塗りを行うと、塗膜が外壁に密着せず数年で剥がれてしまいます。
8. 【工程⑥】中塗り
下塗りが乾燥したら、**中塗り(2回目の塗り)**を行います。
中塗りは仕上げの上塗りと同じ塗料を使うのが一般的です。その目的は、
•塗膜の厚みを確保する(1回塗りでは薄すぎる)
•ムラをなくし均一な色を出す
•塗料本来の耐久性を発揮させる
中塗りと上塗りの乾燥時間は**3〜8時間以上(塗料によって異なる)**が必要です。「翌日に上塗り」というペースが一般的ですが、乾燥が不十分なままでは密着不良が起きます。
色確認のタイミング
中塗りが終わった段階で、色のイメージを実際の外壁で確認できます。「イメージと違う」と感じたら、この段階で担当者に伝えることが重要です。上塗りまで完了してからでは、やり直しに大きなコストがかかります。
9. 【工程⑦】上塗り(仕上げ)
上塗りは最終の仕上げ工程です。塗装の「顔」とも言える工程で、職人の技術が最も表れます。
ローラーやスプレーガン、刷毛を使い分けながら、均一に塗装していきます。特に角・窓周り・細部の塗り分けには細筆を使い、丁寧に仕上げます。
上塗り後の乾燥時間は特に重要です。直後に雨が当たったり、強風で砂埃がついたりすると仕上がりに影響するため、天候の読みも職人の腕の見せ所です。
10. 【工程⑧】屋根塗装の工程
外壁と並行、または前後して行われる屋根塗装の工程もご紹介します。
屋根材別の工程の違い
コロニアル(スレート)はタスペーサ挿入または縁切りが必須
セメント瓦は割れた瓦の補修もしくは差し替え
トタン・ガルバニウムはケレン→さび止め→上塗り
日本瓦(陶器瓦)は基本的に塗装不要。漆喰補修が主流。
タスペーサーについて補足
コロニアル(カラーベスト)屋根を塗装する場合、「タスペーサー」という部材を屋根材の重なり部分に差し込む「縁切り」処理が必要です。これを省略すると、塗料が屋根材同士を接着してしまい、雨水の排水経路が塞がれて雨漏りの原因になります。
タスペーサーの挿入を提案しない業者、または「縁切りは必要ない」という業者は要注意です。
11. 【工程⑨】付帯部塗装
外壁・屋根の塗装が完了したら、**付帯部(ふたいぶ)**の塗装を行います。
付帯部とは
•雨樋(あまどい)
•破風板(はふいた)・鼻隠し
•軒天(のきてん)
•幕板
•窓枠・シャッターボックス
•土台水切り
これらは外壁と比べて目立ちませんが、傷んだまま放置すると腐食が進み、建物全体の耐久性に影響します。また、付帯部の色を外壁の色と上手く合わせることで、外観の完成度が大きく上がります。
費用の目安(別途加算)
•雨樋:1m 500〜800円程度
•破風板・鼻隠し:1m 700〜1,200円程度
•軒天:1㎡ 1,000〜1,800円程度
付帯部の見積もりが最初から含まれているか確認しましょう。後から「追加費用がかかります」と言われるトラブルを防ぐためです。
12. 【工程⑩】養生撤去・清掃・完工検査
すべての塗装が完了したら、養生を撤去し、足場の上や地面に落ちた塗料・廃材を清掃します。
そして最後に**完工検査(竣工検査)**を行います。
完工検査のチェックポイント
•塗り残し・ムラがないか
•窓・サッシに塗料が付いていないか
•シーリングの仕上がりは適切か
•足場の傷・汚れがないか
•近隣への影響(塗料の飛散など)がないか
検査は施主様も立ち会って確認することを強く推奨します。 気になる点があれば遠慮なく指摘してください。引き渡し後に不具合が見つかった場合でも、信頼できる業者なら誠実に対応します。
最後に足場を解体して工事は完了です。足場がなくなった瞬間、生まれ変わった外観を見たときの感動は、多くのお客様が口にされます。
13. 工事中の生活への影響と注意点
塗装工事中に多くの方が気にされるのが、**「普段の生活への影響」**です。ここをリアルに説明します。
においについて
塗料のにおいは、特に1日目の施工直後が強くなります。水性塗料は溶剤系に比べてにおいが少ないですが、ゼロではありません。換気を心がけ、においに敏感な方(妊婦・赤ちゃん・ペット)は必要に応じて一時的に外出することも選択肢のひとつです。
窓の開閉について
養生中は窓の一部が開けられない場合があります。事前に「いつ・どの窓が開けられないか」を確認しておきましょう。
洗濯物について
高圧洗浄の日と塗装日は、外干しは基本的にNGです。工程のスケジュールを事前に共有してもらいましょう。
車・自転車の移動
塗料や足場材がかかる可能性があるため、敷地内の車・バイク・自転車は工事期間中、別の場所に駐車することをおすすめします。
工事中の在宅・不在について
施主様が終日不在でも工事は進めることができます。ただし、追加の補修が見つかった場合など、連絡が取れる状態にしておくと安心です。
14. 足場があるときの防犯対策
外壁塗装工事中のリスクとして見落とされがちなのが、防犯上のリスクです。
足場が設置されていると、2階の窓や屋根へのアクセスが容易になるため、空き巣に狙われやすくなるという側面があります。実際に、施工中の建物を狙った侵入盗の事例が全国で報告されています。
工事中の防犯対策チェックリスト
•2階の窓・バルコニーの鍵は必ずかける
•工事中でも外出時は1階の戸締まりを徹底する
•夜間に人感センサーライトを設置する
•貴重品を目立つ場所に置かない
•長期不在になる場合は警備会社に相談する
工事の日程を近所にオープンにしすぎることも空き巣情報になりえます。挨拶まわりの内容には注意が必要です。
15. アフターフォローの重要性
工事が完了してからも、信頼できる業者との関係は続きます。
塗装の品質は5〜10年以上の長い時間の中で問われます。 施工後に不具合が出た場合、迅速に対応してもらえるかどうかが業者選びの重要な基準です。
確認しておくべきアフター内容
•保証期間と保証内容(塗膜の剥がれ、著しいひび割れなど)
•保証書の発行有無
•アフターメンテナンスの対応窓口
•定期点検の有無
春光ペイントでは、施工後も長期にわたってお付き合いできる地域密着の業者として、アフターフォローを大切にしています。「あの時塗ってもらったけど、何か気になる…」という場合も、気軽にご連絡ください。
16. まとめ:工事の流れを理解すれば、業者選びの目も変わる
この記事では、外壁塗装・屋根塗装の工事の流れを10のステップで解説しました。
工事の流れを知っておくことで、「この業者はちゃんとやっているか」を自分の目で確認できるようになります。
手抜きが起きやすいのは、見えないところ・地味なところです。下地処理、下塗り、乾燥時間、タスペーサー。見た目に派手ではないけれど、長持ちする塗装の根幹はこういった工程にあります。
和歌山で外壁・屋根塗装をご検討の方へ
春光ペイントは、和歌山市を中心に地域密着で施工を行う塗装専門店です。1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士の有資格職人が、下地処理から仕上げまで一切手抜きなく施工いたします。
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•「工事の流れを丁寧に説明してほしい」
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「工事中、家の中はどうなるの?生活に支障はある?」
「近所への挨拶って、業者がやってくれるの?自分でもするべき?」
外壁・屋根塗装を検討している方から、こういったご質問をよくいただきます。費用や塗料の知識は調べやすいですが、「工事の流れ」についての情報は意外と少ないですよね。
この記事では、和歌山市で地域密着の塗装職人として長年施工に携わってきた春光ペイントが、契約後から完工・アフターまでの全工程を、現場のリアルを交えながら徹底解説します。
素人の方はもちろん、「自分でDIYしてみたい」「業者の仕事ぶりを見極めたい」というプロ目線の方にも役立つ内容にしていますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
1. 外壁塗装の工事期間はどのくらいかかる?
2. 工事前の準備:近隣挨拶はなぜ重要か
3. 【工程①】足場の組み立て
4. 【工程②】高圧洗浄
5. 【工程③】養生(ようじょう)
6. 【工程④】下地処理・補修
7. 【工程⑤】下塗り(プライマー)
8. 【工程⑥】中塗り
9. 【工程⑦】上塗り
10. 【工程⑧】屋根塗装の工程
11. 【工程⑨】付帯部塗装(雨樋・破風・軒天など)
12. 【工程⑩】養生の撤去・清掃・完工検査
13. 工事中の生活への影響と注意点
14. 足場があるときの防犯対策
15. アフターフォローの重要性
16. まとめ:工事の流れを理解すれば、業者選びの目も変わる
1. 外壁塗装の工事期間はどのくらいかかる?
外壁塗装・屋根塗装の工事期間は、一般的な2階建て住宅で7日〜14日程度が目安です。ただし、建物の大きさや劣化の度合い、天候によって大きく変わります。
工期に影響するのは以下の要因です。
▼工期が延びる主な原因
•雨天・強風による中断(特に和歌山は台風シーズンに注意)
•外壁のひび割れや腐食が多く、補修に時間がかかる場合
•屋根と外壁を同時施工する場合
•付帯部(雨樋・軒天・破風板など)の劣化が激しい場合
「早く終わらせたい」という気持ちは当然ですが、無理に工期を短縮しようとする業者には注意が必要です。適切な乾燥時間を確保しないと、塗膜が剥がれやすくなったり、耐久性が大きく落ちたりします。
2. 工事前の準備:近隣挨拶はなぜ重要か
塗装工事が始まる前に必ず行うべきこと、それが近隣への挨拶です。
工事中は足場の組み立て・解体で大きな音が出ます。高圧洗浄では水しぶきが飛ぶこともありますし、塗料のにおいが隣家まで届くことも。ご近所の方に事前に説明しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
挨拶の範囲の目安:両隣・向かい・斜め前後の計6〜8軒で挨拶の内容としては、以下を伝えるのが基本です。
•工事の開始・終了予定日
•工事の内容(外壁塗装・屋根塗装など)
•施工業者の連絡先
•洗濯物を外に干せない期間の目安
春光ペイントでは、近隣挨拶を行うことを標準としています。 ご自身での挨拶が難しい場合もお気軽にご相談ください。信頼できる業者かどうかを見極めるポイントのひとつに、「近隣挨拶を丁寧に行うか」があります。
3. 【工程①】足場の組み立て
工事初日は、まず足場(あしば)の組み立てから始まります。
足場とは、職人が安全に作業するために建物の外周に設置する仮設の構造物です。2階以上の高所作業では必須であり、仮設足場なしに高品質な施工はできません。
足場の種類
•くさび緊結式足場(ビケ足場):住宅塗装で最もよく使われる。組み立てが比較的静か
•単管足場:細い鋼管をクランプで固定するタイプ。変形した建物にも対応しやすい
足場設置の所要時間:一般的な2階建て住宅で半日〜1日で組み立て時はトンカン音や金属音が発生するため、周辺への音の配慮が必要です。早朝からの工事開始はトラブルのもとになりますので、良識ある業者は8時〜9時以降に開始します。
また、足場には**飛散防止ネット(メッシュシート)**を張ります。これは塗料の飛散や工具の落下を防ぐための重要な安全措置です。ネットを張らない業者は論外ですが、劣化したネットを使い回している業者も要注意です。
プロの目線:足場の品質が仕上がりに直結する
足場が不安定だと、職人が安全に体重を預けられず、細かい作業が雑になります。「足場代を節約する」という業者の提案には慎重になってください。適正な足場を設置することが、結果として塗装品質を守ることに繋がります。
4. 【工程②】高圧洗浄
足場が完成したら、次は高圧洗浄です。
外壁や屋根に付着したコケ・カビ・汚れ・旧塗膜の劣化した部分を、高圧の水流で洗い流します。この工程を丁寧に行うかどうかで、塗料の密着性が大きく変わります。
高圧洗浄のポイント
•水圧の目安:外壁は50〜100bar、屋根は80〜150bar程度
•コケ・藻が多い箇所はバイオ洗浄剤を使用すると効果的
•洗浄後は十分な乾燥時間(最低1日、理想は2日以上)が必要
洗浄が不十分なまま塗装すると、汚れや油分が塗膜の下に残り、早期剥離の原因になります。実は、外壁塗装のトラブルの多くは「下地処理の手抜き」が原因です。
チェックポイント:洗浄後に外壁が乾いているか確認する
高圧洗浄の当日と翌日は水が大量に使用されます。洗濯物は室内干しにしていただくようお願いします。
5. 【工程③】養生(ようじょう)
高圧洗浄・乾燥が済んだら、**養生(ようじょう)**を行います。
養生とは、塗料が不要な箇所についてしまわないよう、マスキングテープやビニールシートで覆う作業のことです。
養生が必要な主な場所
•窓ガラス・サッシ
•玄関ドア・窓枠
•室外機(エアコン)
•給湯器・電気メーター
•植木・植栽
•道路・隣家との境界部分
養生は地味な作業に見えますが、仕上がりの美しさを大きく左右する重要工程です。養生のラインが雑だと、塗り分けの境目がガタガタになります。
養生中の生活への影響
養生期間中は、以下の点にご注意ください。
•窓の開閉に制限が出る場合がある(換気は開けられる窓から)
•エアコンが使いにくい時間帯がある(室外機の養生時)
•玄関回りの作業日は出入りに一時的な制限が生じることがある
事前に担当職人と「いつどこを養生するか」のスケジュールを共有しておくと、生活への影響を最小限にできます。春光ペイントでは、施主様の生活リズムに合わせた作業スケジュールの調整も行っています。
6. 【工程④】下地処理・補修
塗装の前に欠かせないのが下地処理・補修です。外壁の劣化具合によっては、この工程に最も時間がかかる場合もあります。
主な下地処理の種類
ヘアークラック(0.3mm未満のヒビ)は下塗り材のフィラーで埋めます。
構造クラック(0.3mm以上のヒビ)はシーリング材または樹脂モルタルで補修します。
旧塗膜の膨れ、剥がれはケレンで除去します。
鉄部のサビはケレンでサビを落とし、さび止め材を塗布します。
目地シーリングの劣化は既存のシーリングを撤去し、打ち替えます。
特に重要なのがシーリング(コーキング)の打ち替えです。
サイディングボードやALC外壁の目地部分には、防水・緩衝材としてシーリングが打たれています。このシーリングが硬化・痩せ・ひび割れしていると、そこから雨水が浸入し、雨漏りや外壁内部の腐食につながります。
シーリング補修には「増し打ち(上から重ね打ち)」と「打ち替え(既存を撤去して新しく打つ)」の2種類があります。耐久性の観点からは、打ち替えの方が圧倒的に長持ちします。 コスト削減のために増し打ちを提案する業者もいますが、長い目で見ると打ち替えが得策です。
7. 【工程⑤】下塗り(プライマー・シーラー)
下地処理が完了したら、いよいよ塗装工程に入ります。塗装は基本的に**3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)**が標準です。
下塗りの役割
•外壁素材と上塗り塗料の「接着剤」
•外壁の吸い込みを均一にする
•上塗り塗料の発色を安定させる
下塗り材は外壁の素材や状態によって選びます。
一般的な外壁はシーラー(浸透型)
劣化、チョーキングが激しい場合はフィラー(充填型)
旧塗膜の密着が弱い場合はプライマー(密着型)
「2回塗り」を提案する業者には要注意です。 下塗りを省略することで工期・コストを削減しようとするケースがあります。下塗りなしで中塗り・上塗りを行うと、塗膜が外壁に密着せず数年で剥がれてしまいます。
8. 【工程⑥】中塗り
下塗りが乾燥したら、**中塗り(2回目の塗り)**を行います。
中塗りは仕上げの上塗りと同じ塗料を使うのが一般的です。その目的は、
•塗膜の厚みを確保する(1回塗りでは薄すぎる)
•ムラをなくし均一な色を出す
•塗料本来の耐久性を発揮させる
中塗りと上塗りの乾燥時間は**3〜8時間以上(塗料によって異なる)**が必要です。「翌日に上塗り」というペースが一般的ですが、乾燥が不十分なままでは密着不良が起きます。
色確認のタイミング
中塗りが終わった段階で、色のイメージを実際の外壁で確認できます。「イメージと違う」と感じたら、この段階で担当者に伝えることが重要です。上塗りまで完了してからでは、やり直しに大きなコストがかかります。
9. 【工程⑦】上塗り(仕上げ)
上塗りは最終の仕上げ工程です。塗装の「顔」とも言える工程で、職人の技術が最も表れます。
ローラーやスプレーガン、刷毛を使い分けながら、均一に塗装していきます。特に角・窓周り・細部の塗り分けには細筆を使い、丁寧に仕上げます。
上塗り後の乾燥時間は特に重要です。直後に雨が当たったり、強風で砂埃がついたりすると仕上がりに影響するため、天候の読みも職人の腕の見せ所です。
10. 【工程⑧】屋根塗装の工程
外壁と並行、または前後して行われる屋根塗装の工程もご紹介します。
屋根材別の工程の違い
コロニアル(スレート)はタスペーサ挿入または縁切りが必須
セメント瓦は割れた瓦の補修もしくは差し替え
トタン・ガルバニウムはケレン→さび止め→上塗り
日本瓦(陶器瓦)は基本的に塗装不要。漆喰補修が主流。
タスペーサーについて補足
コロニアル(カラーベスト)屋根を塗装する場合、「タスペーサー」という部材を屋根材の重なり部分に差し込む「縁切り」処理が必要です。これを省略すると、塗料が屋根材同士を接着してしまい、雨水の排水経路が塞がれて雨漏りの原因になります。
タスペーサーの挿入を提案しない業者、または「縁切りは必要ない」という業者は要注意です。
11. 【工程⑨】付帯部塗装
外壁・屋根の塗装が完了したら、**付帯部(ふたいぶ)**の塗装を行います。
付帯部とは
•雨樋(あまどい)
•破風板(はふいた)・鼻隠し
•軒天(のきてん)
•幕板
•窓枠・シャッターボックス
•土台水切り
これらは外壁と比べて目立ちませんが、傷んだまま放置すると腐食が進み、建物全体の耐久性に影響します。また、付帯部の色を外壁の色と上手く合わせることで、外観の完成度が大きく上がります。
費用の目安(別途加算)
•雨樋:1m 500〜800円程度
•破風板・鼻隠し:1m 700〜1,200円程度
•軒天:1㎡ 1,000〜1,800円程度
付帯部の見積もりが最初から含まれているか確認しましょう。後から「追加費用がかかります」と言われるトラブルを防ぐためです。
12. 【工程⑩】養生撤去・清掃・完工検査
すべての塗装が完了したら、養生を撤去し、足場の上や地面に落ちた塗料・廃材を清掃します。
そして最後に**完工検査(竣工検査)**を行います。
完工検査のチェックポイント
•塗り残し・ムラがないか
•窓・サッシに塗料が付いていないか
•シーリングの仕上がりは適切か
•足場の傷・汚れがないか
•近隣への影響(塗料の飛散など)がないか
検査は施主様も立ち会って確認することを強く推奨します。 気になる点があれば遠慮なく指摘してください。引き渡し後に不具合が見つかった場合でも、信頼できる業者なら誠実に対応します。
最後に足場を解体して工事は完了です。足場がなくなった瞬間、生まれ変わった外観を見たときの感動は、多くのお客様が口にされます。
13. 工事中の生活への影響と注意点
塗装工事中に多くの方が気にされるのが、**「普段の生活への影響」**です。ここをリアルに説明します。
においについて
塗料のにおいは、特に1日目の施工直後が強くなります。水性塗料は溶剤系に比べてにおいが少ないですが、ゼロではありません。換気を心がけ、においに敏感な方(妊婦・赤ちゃん・ペット)は必要に応じて一時的に外出することも選択肢のひとつです。
窓の開閉について
養生中は窓の一部が開けられない場合があります。事前に「いつ・どの窓が開けられないか」を確認しておきましょう。
洗濯物について
高圧洗浄の日と塗装日は、外干しは基本的にNGです。工程のスケジュールを事前に共有してもらいましょう。
車・自転車の移動
塗料や足場材がかかる可能性があるため、敷地内の車・バイク・自転車は工事期間中、別の場所に駐車することをおすすめします。
工事中の在宅・不在について
施主様が終日不在でも工事は進めることができます。ただし、追加の補修が見つかった場合など、連絡が取れる状態にしておくと安心です。
14. 足場があるときの防犯対策
外壁塗装工事中のリスクとして見落とされがちなのが、防犯上のリスクです。
足場が設置されていると、2階の窓や屋根へのアクセスが容易になるため、空き巣に狙われやすくなるという側面があります。実際に、施工中の建物を狙った侵入盗の事例が全国で報告されています。
工事中の防犯対策チェックリスト
•2階の窓・バルコニーの鍵は必ずかける
•工事中でも外出時は1階の戸締まりを徹底する
•夜間に人感センサーライトを設置する
•貴重品を目立つ場所に置かない
•長期不在になる場合は警備会社に相談する
工事の日程を近所にオープンにしすぎることも空き巣情報になりえます。挨拶まわりの内容には注意が必要です。
15. アフターフォローの重要性
工事が完了してからも、信頼できる業者との関係は続きます。
塗装の品質は5〜10年以上の長い時間の中で問われます。 施工後に不具合が出た場合、迅速に対応してもらえるかどうかが業者選びの重要な基準です。
確認しておくべきアフター内容
•保証期間と保証内容(塗膜の剥がれ、著しいひび割れなど)
•保証書の発行有無
•アフターメンテナンスの対応窓口
•定期点検の有無
春光ペイントでは、施工後も長期にわたってお付き合いできる地域密着の業者として、アフターフォローを大切にしています。「あの時塗ってもらったけど、何か気になる…」という場合も、気軽にご連絡ください。
16. まとめ:工事の流れを理解すれば、業者選びの目も変わる
この記事では、外壁塗装・屋根塗装の工事の流れを10のステップで解説しました。
工事の流れを知っておくことで、「この業者はちゃんとやっているか」を自分の目で確認できるようになります。
手抜きが起きやすいのは、見えないところ・地味なところです。下地処理、下塗り、乾燥時間、タスペーサー。見た目に派手ではないけれど、長持ちする塗装の根幹はこういった工程にあります。
和歌山で外壁・屋根塗装をご検討の方へ
春光ペイントは、和歌山市を中心に地域密着で施工を行う塗装専門店です。1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士の有資格職人が、下地処理から仕上げまで一切手抜きなく施工いたします。
こんな方はぜひご相談ください。
•「工事の流れを丁寧に説明してほしい」
•「見積もりを見ても何が適正かわからない」
•「近所でいい業者を探している」
•「前回の塗装からもう10年以上経つ」
無料見積もり・無料相談を随時受け付けています。電話・メール・公式LINEのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。現地調査にお伺いした際も、無理な営業は一切いたしません。
まずはお気軽に、春光ペイントへご相談ください。
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