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外壁塗装と一緒にやるべき!コーキング(シーリング)の役割・劣化サイン・費用を和歌山の職人が完全解説

外壁塗装の見積もりを見ていると、「コーキング工事」や「シーリング打ち替え」という項目が出てきて、「これって何?本当に必要なの?」と思ったことはありませんか?

実は、このコーキング(シーリング)は外壁の防水性能を左右する超重要な部分です。ここを軽視したがために、塗装をやり直してから数年で雨漏りが始まった…という後悔の声を、私たち職人は現場でよく耳にします。

この記事では、コーキング(シーリング)の役割・劣化のサイン・打ち替えと打ち増しの違い・費用の目安・業者選びのポイントまで、和歌山市で20年以上現場に立ち続けてきた職人の視点から、素人の方にもわかりやすく、そしてプロの方にも参考になる情報をお届けします。

そもそも「コーキング(シーリング)」って何?

コーキングとシーリングは、ほぼ同じ意味で使われます。正確には「シーリング材」が正式名称ですが、現場ではどちらも使われています。この記事でも「コーキング」で統一します。

コーキングとは、外壁材と外壁材の継ぎ目(目地)や、窓サッシの周り、換気口まわりなどに充填するゴム状の充填材のことです。

サイディングボード(外壁材)は、工場で製造された板を現場で組み合わせて貼り付けています。そのため、板と板の間には必ず「つなぎ目(目地)」ができます。この隙間をそのままにしておくと、雨水が侵入して建物内部を傷めてしまいます。そこで活躍するのがコーキングです。

コーキングの主な役割

① 防水・止水

外壁の継ぎ目から雨水が侵入するのを防ぎます。これがコーキングの最も重要な役割です。コーキングが劣化して隙間ができると、そこから雨水が入り込み、構造材の腐食やカビ・雨漏りへとつながります。

② 建物の動きへの追従(伸縮性)

建物は気温の変化や地震などによって、わずかに膨張・収縮・揺れを繰り返しています。コーキングはゴムのように弾力があるため、この動きに追従して隙間をふさぎ続けることができます。硬いモルタルや接着剤では、建物の動きについていけずにひび割れてしまいます。

③ 気密性の確保

隙間をふさぐことで、外気や虫の侵入も防ぎます。

④ 外観の仕上がりを整える

目地を均一にきれいに埋めることで、外壁全体の美観を整えます。

コーキングが劣化するとどうなる?放置のリスク

コーキングは非常に重要な役割を担っていますが、一般的な耐用年数は5〜10年程度とされています。外壁塗装の塗膜(10〜15年程度)よりも早く劣化することが多く、「外壁は塗り直したけどコーキングが傷んでいた」という状況になりやすいのです。

コーキングが劣化した状態を放置すると、以下のような深刻なトラブルに発展します。

放置した場合のリスク

雨漏り・水漏れ

最も怖いリスクです。劣化したコーキングの隙間から浸入した雨水は、外壁材の裏側・断熱材・木材(構造材)へと広がっていきます。気づいたときには室内の天井や壁にシミが出るほど、内部が傷んでいるケースも少なくありません。

外壁材(サイディング)の反りや割れ

水分が外壁材の裏に回り込むと、サイディングボードが水を吸って変形・反り・割れが生じます。一部の張り替えや全面やり直しが必要になり、修繕費が大幅に膨らみます。

構造材(木材)の腐食

水が建物の骨格である木材にまで達すると、腐食が進みます。腐食した木材は強度が著しく落ち、建物の耐震性にも影響します。

カビ・シロアリの発生

湿った木材や断熱材はカビやシロアリの温床になります。健康被害や建物のさらなる劣化を招きます。

修繕コストの増大

コーキングの打ち替えだけなら数万円〜十数万円で済むところが、放置によって外壁材の交換・内部の補修・防水工事が必要になると、数十万〜数百万円規模の工事に膨らむことがあります。

コーキングの劣化サイン|自分でチェックできる!

「うちのコーキング、大丈夫かな?」と思ったら、以下のポイントをご自身でチェックしてみてください。1つでも該当する場合は、専門家に見てもらうことをおすすめします。

チェックポイント① ひび割れ・亀裂

コーキングの表面に細かいひびや亀裂が入っている状態です。初期段階では表面だけのひびですが、進行すると深部までひびが入り、そこから水が浸入します。特に直射日光が当たる南面や西面は劣化が早い傾向にあります。

チェックポイント② 肉やせ(やせ細り)

コーキングが収縮して、もともと充填されていた部分が「へこんで」見える状態です。断面がV字型にくぼんでいたり、中心部が凹んでいる場合は要注意。弾力性が失われているサインです。

チェックポイント③ 剥離(はがれ)

外壁材とコーキングの間に隙間ができている状態。コーキングが外壁材の面から浮いてきたり、端っこがめくれているのが見えたりします。この状態になると、もう水の侵入を防ぐ機能はほとんど失われています。

チェックポイント④ 破断(切れ・欠け)

コーキング材が完全に切れて、目地が丸見えになっている状態です。ここまで来ると、雨水の侵入はほぼ確実です。早急な対処が必要です。

チェックポイント⑤ 変色・黒ずみ(カビ・汚れ)

コーキングの表面が黒くなっている場合、カビや汚れが付着しています。これ自体はすぐに止水性能を失うわけではありませんが、劣化が進んでいるサインであることが多く、他の症状と合わせて判断が必要です。

チェックポイント⑥ 弾力の消失(指で触れてみる)

手が届く場所なら、コーキング部分を指で軽く押してみてください。新品のコーキングはゴムのような弾力がありますが、劣化が進むと硬くなっていたり、逆にベタベタしていたりします。弾力を感じない場合は交換のサインです。 

「打ち替え」と「打ち増し」の違いとは?

コーキング工事には「打ち替え(うちかえ)」と「打ち増し(うちまし)」の2種類があります。

この違いを理解しておくことで、業者の提案の良し悪しを判断できるようになります。

打ち替え(推奨)

既存のコーキングをすべて撤去・除去してから、新しいコーキング材を充填する方法です。

メリット:
•劣化した古いコーキングを完全に除去するので、新しいコーキングが外壁材にしっかりと密着する
•耐久性・止水性が最も高い
•施工後の持ちが良い(適切に施工すれば10年前後)

デメリット:
•撤去する手間がかかるため、打ち増しより費用が高くなる
•古いコーキングの除去時に、外壁材を傷つけないよう注意が必要(職人の腕が問われる)
こんな場合に適している:
•コーキングが劣化している(ひび割れ・剥離・破断など)
•外壁塗装と同時施工する場合
•長期間メンテナンスしていない場合(10年以上)


打ち増し(増し打ち)

既存のコーキングの上に、新しいコーキング材を重ねて充填する方法です。

メリット:
•撤去作業がない分、費用が安い
•工期が短い

デメリット:
•古いコーキングが下に残るため、新しいコーキングとの密着が弱い
•劣化した古いコーキングの上に施工するため、すぐに剥離することがある
•打ち増しできる厚みに限界がある(既存が肉やせしていると十分な厚みが確保できない)
•根本的な解決にならないケースが多い

こんな場合に適している:

•既存のコーキングがまだ比較的健全で、ごく部分的に補修したい場合
•応急処置として行う場合

職人が正直にお伝えすること

外壁塗装を依頼する際に「打ち増しでいいですよ」と言う業者には注意が必要です。費用を安く見せるために打ち増しを勧めているケースがあります。外壁塗装と同時施工であれば、費用対効果の面でも打ち替えを選ぶのが基本です。

コーキングの種類(素材)について知っておこう

コーキング材にはいくつかの種類があり、使用箇所によって使い分けます。業者任せにするのではなく、どの種類を使うか確認しておくと安心です。

変成シリコン系(最もポピュラー)

外壁の目地や窓サッシ周りに最もよく使われるタイプです。塗装が可能なため、外壁塗装と組み合わせて使えます。耐候性・耐久性のバランスが良く、価格も比較的リーズナブルです。
外壁塗装を行う際は、ほとんどの場合でこの変成シリコン系が使用されます。

シリコン系

水回り(浴室・キッチンなど)に多く使われるタイプ。非常に耐水性・耐久性が高いのですが、塗料を弾いてしまう(塗装ができない) という特性があります。そのため、外壁の目地には使用しません(塗装後に変色・はがれの原因になる)。

ウレタン系

伸縮性が高く、コンクリートのひび割れ補修などによく使われます。紫外線に弱いため、必ず塗装で覆う必要があります。外壁の目地にも使われることがありますが、変成シリコンが主流です。

ポリサルファイド系

石材・金属・コンクリートなどに使われることが多いタイプ。耐薬品性に優れています。一般住宅の外壁ではあまり使いません。

コーキング工事の流れ(打ち替えの場合)

実際の施工がどのように行われるか知っておくと、工事中に職人が何をしているかがわかり、安心して任せられます。

STEP 1:既存コーキングの撤去
カッターやペンチを使い、古いコーキング材を丁寧に除去します。外壁材を傷つけないよう、熟練の職人は慎重に作業を進めます。

STEP 2:プライマー(下塗り材)の塗布
新しいコーキング材が外壁材にしっかりと密着するよう、接着剤の役割をするプライマーを目地面に塗ります。プライマーを省略すると密着不良が起きるため、絶対に外せない工程です。

STEP 3:マスキングテープで養生
コーキング材がはみ出さないよう、目地の両サイドにマスキングテープを貼ります。これで仕上がりの直線がきれいに出ます。

STEP 4:コーキング材の充填
コーキングガンを使って、目地にコーキング材を均一に充填します。

STEP 5:ヘラで均す(押さえ・ならし)
充填したコーキング材をヘラで均一に押し広げ、密着させながら表面を整えます。ここが職人の腕の見せどころです。

STEP 6:マスキングテープの撤去・乾燥
コーキング材が固まる前にマスキングテープをはがします。乾燥には通常1〜3日ほどかかります(天候・気温による)。

STEP 7:塗装
乾燥後に外壁塗装を行い、コーキング部分も塗料で覆うことで紫外線劣化を遅らせます。

コーキング工事の費用相場

コーキング工事の費用は、施工延長メートル数(目地の長さ) で計算されることが多いです。

費用の目安
打ち替えで700〜1200
打ち増しで400〜700

一般的な2階建て住宅(30坪〜35坪程度)の場合、コーキングの目地延長は100m〜200m前後になることが多いです。打ち替えで施工した場合、合計7万円〜24万円程度が目安になります。

ただし、窓の数・バルコニーの有無・外壁材の種類・劣化の程度によって大きく変わります。正確な金額は現地調査をしないとわかりません。

外壁塗装と同時施工がお得な理由

コーキング工事だけ単独で依頼すると、足場代が別途かかります(一般的に15〜30万円程度)。外壁塗装と同時施工であれば、足場を共有できるため、トータルコストを大幅に節約できます。
また、外壁塗装の塗料とコーキングの色が合うよう、同時施工で仕上げるのが一般的です。後からコーキングだけやり直すと色が合わなくなるリスクもあります。

外壁塗装の「塗装前コーキング」と「塗装後コーキング」の違い

これはプロの方にもぜひ知っておいていただきたいポイントです。コーキングを「塗装の前にやるか、後にやるか」によって、仕上がりと耐久性が変わります。

塗装前コーキング(先打ち)

外壁を塗装する前にコーキングを充填し、その後に塗装します。コーキングの上に塗膜がかかるため、紫外線からコーキングを守る効果があり、耐久性が上がります。ただし、コーキングと塗膜が一体化するため、コーキングの伸縮で塗膜にひびが入ることがあります。

塗装後コーキング(後打ち)

外壁を塗装した後にコーキングを充填する方法。コーキング材の色が目地にそのまま出るため、塗装との色合わせが難しくなります。ただし、コーキングが塗膜の下にないため、コーキングの動きで塗膜が割れるリスクはありません。

どちらが良いか
一般住宅の外壁塗装では「先打ち(塗装前コーキング)」が主流です。紫外線対策の観点から耐久性が高く、色の統一感も出やすいです。春光ペイントでも基本的に先打ちで施工しています。

業者選びで見るべきポイント

コーキング工事は「見えにくい部分」だからこそ、手抜きが起きやすい工程でもあります。以下のポイントで業者の品質を見極めてください。

① 見積書にコーキングの詳細が明記されているか

「一式」とだけ書かれた見積書には注意が必要です。施工延長(m数)、使用するコーキング材の種類、打ち替えか打ち増しか、が明記されているかを確認しましょう。

② プライマーの施工を行うか確認する

コーキング材の充填前に必須のプライマー塗布を省略する業者がいます。見積もりや打ち合わせの段階で「プライマーはちゃんと塗りますか?」と聞いてみてください。

③ 変成シリコン系(塗装可能品)を使うか確認する

外壁目地に「シリコン系」を使う業者は要注意です。塗装との相性が悪く、後で塗膜がはじかれてしまいます。

④ 施工保証があるか

コーキング工事には施工後の保証がある業者を選びましょう。「施工後◯年以内に剥離・破断が起きた場合は無償補修」という保証が明示されていると安心です。

⑤ 下請けに丸投げしていないか

元請け業者が別の業者に丸投げするケースでは、品質管理が甘くなりがちです。「自社職人が施工します」と言える業者を選びましょう。

和歌山市の外壁をよく知る職人だからわかること

和歌山市は年間降水量が比較的多く、梅雨・台風シーズンの雨量は全国的に見ても多い地域です。また、海沿いのエリアでは塩害による腐食リスクも高まります。

このような環境では、コーキングの劣化が早まる傾向があります。内陸部よりも1〜2年早く点検・補修を検討することをおすすめしています。

また、和歌山は地震が多い地域でもあります。コーキングが劣化して弾力を失っていると、地震の揺れで外壁の目地が割れやすくなります。防災の観点からも、コーキングの定期的なメンテナンスは大切です。

まとめ|コーキングを侮らないでください

コーキング(シーリング)は、地味な存在ですが、建物を雨水・湿気から守る最前線です。

外壁塗装を検討している方は、ぜひ同時にコーキングの状態も確認してください。「外壁は綺麗に塗り直したのに、コーキングが劣化していて雨漏りが起きた」というのは、塗装業者として一番聞きたくない言葉です。

春光ペイントでは、現地調査の際にコーキングの状態も丁寧に確認し、お客様に正直な情報をお伝えしています。「塗装とコーキング、どちらが先に劣化しているか」「打ち替えが必要な箇所はどこか」を、写真と一緒にわかりやすくご説明します。

「コーキングのことが気になってきた」「外壁塗装と一緒にチェックしてほしい」という方は、ぜひ無料相談・無料見積もりをご利用ください。和歌山市内・近郊であれば、お気軽にご連絡いただけます。

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